エグゼクティブサマリー¶
📊 2025年8月の概況¶
2025年8月の金融市場は、米国株式市場の調整と金価格の上昇により、セクター間で明暗が分かれる展開となりました。 ポートフォリオ全体では**-0.5%の月次リターンを記録しましたが、年初来では+15.5%**と依然として良好な水準を維持しています。
🎯 主要な投資判断ポイント¶
1. パフォーマンス上位銘柄¶
順位 |
銘柄名 |
月次リターン(%) |
評価額(円) |
構成比(%) |
|---|---|---|---|---|
1 |
三井不ロジパーク |
6.1 |
438,400 |
13.8 |
2 |
JHR |
4.7 |
432,500 |
13.6 |
3 |
全国保証 |
3.9 |
101,400 |
3.2 |
4 |
森ヒルズ |
3.6 |
142,300 |
4.5 |
5 |
iSゴールド |
1.0 |
374,293 |
11.8 |
2. 注意が必要な銘柄¶
銘柄名 |
月次リターン(%) |
|---|---|
ニッセイ-ニッセイ外国株式インデックスファンド<購入・換金手数料なし> |
0.3 |
楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド |
0.3 |
三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
0.0 |
※ 米国株式関連銘柄が低調でしたが、8月は米国市場が調整局面にあったためで、長期的な投資機会と捉えるべきです。
💡 戦略的提言¶
最優先アクション:全国保証への投資¶
投資理由
✅ 高配当利回り(3.8%)
✅ 長期パフォーマンス実績(5年で+120%)
✅ 財務健全性(自己資本比率80%超)
✅ 8月末時点のポートフォリオ比率が低い(2.2%)
具体的な投資計画
投資金額:400,000円
目標価格:135,000円以下
購入方法:押し目買い(分割購入推奨)
期待年間配当:15,200円(税引前)
NISA枠の最適活用¶
8月末時点で、成長投資枠に120万円の未使用枠があります。以下の配分を推奨します:
全国保証: 40万円(最優先)
先進国高配当株ETF: 30万円
先進国REIT: 20万円
予備枠: 30万円(市場調整時の追加投資用)
📈 リスク管理¶
8月末時点のリスク指標¶
指標 |
8月末値 |
目標値 |
評価 |
|---|---|---|---|
ボラティリティ(年率) |
12.4% |
15%以下 |
✅ 良好 |
最大ドローダウン |
-3.2% |
-10%以内 |
✅ 良好 |
シャープレシオ |
1.35 |
1.0以上 |
✅ 優秀 |
リスク分散の改善点¶
セクター集中リスク
ゴールド関連: 30%超 → 25%以下へ
対策: 他セクターへの買い増しで相対的に希薄化
為替リスク
外貨建て資産: 60%
対策: 国内高配当株(全国保証)の買い増し
🎯 今後3ヶ月のロードマップ¶
8月(即時実行)¶
全国保証40万円買い増し
つみたて投資枠の設定見直し
月次パフォーマンスレビュー
9月¶
先進国高配当株ETF 30万円投資
ポートフォリオバランス中間評価
配当収入の再投資計画策定
10月¶
先進国REIT 20万円投資
年末に向けた税務対策検討
2025年度NISA枠の活用計画策定
💰 期待される成果¶
配当収入の増強¶
8月末時点: 年間8万円
買い増し後: 年間12万円(+50%)
NISA非課税メリット: 年間約2.4万円の節税効果
ポートフォリオの質的改善¶
セクター分散の向上
配当利回りの改善(2.5% → 3.2%)
リスク調整後リターンの向上
📝 結論¶
8月のポートフォリオは堅調なパフォーマンスを示しましたが、更なる改善の余地があります。 特に、NISA枠を活用した全国保証への投資は、配当収入の増強とポートフォリオの安定性向上に大きく貢献すると期待されます。
売却を最小限に抑え、買い増しによるリバランシングを実行することで、税効率を最大化しながら、 長期的な資産形成を着実に進めることができます。
次回レポート更新: 2025年9月1日